スタッフ採用時に英語力を評価
RMIT 大学ベトナム校は、完全な英語環境のもとで運営されています。つまり、教師だけでなく、保守スタッフから上級管理者に至るまで、650 名の専門スタッフ全員が、採用に当たり一定の英語基準を満たす必要があります。採用前に応募者が必要なレベルの英語力を備えているかを確認することは、18人から成る大学人事部門の人材獲得チームの責任です。
人材獲得チームのマネージャー、エスター・ウォーカーは、次のように述べています。「RMIT 大学ベトナム校では、教育とコミュニケーションにおいて英語を使用しています。つまり、応募者は就職する前に、必要なレベルの英語力があることを証明しなければなりません。このため採用にあたっては、必要な言語技能を備えていることを確認するため、すべての候補者に対してテストを実施しています。」
ビジネス要件に沿ったテスト
RMIT 大学ベトナム校は、これまでも英語能力試験を実施していましたが、使用していたプラットフォームでは、4 つの技能すべてを容易にテストすることができず、スピーキングテストについては専用の試験センターで実施する必要がありました。このため、試験結果を迅速に提供するために、リーディングとライティングのみに焦点が当てられていました。
人材獲得チームは、ビジネスニーズにより適したプラットフォームを必要としていました。人事部は RMIT 大学ベトナム校の英語部門と協力して、代わりとなる英語能力試験の大規模な調査とベンチマーキングを実施し、その結果 Linguaskill (以下、リンガスキル)が選ばれました。その後、RMIT 大学ベトナム校のリーダーシップチームにリンガスキルが提案され、承認を得ました。
リンガスキルは、国際的に認知されているヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に基づいて、英語能力を迅速かつ正確に評価します。どこからでも受験できる安全なオンラインテストで、専用の試験センターに行く必要はありません。機械学習を活用し、さらには受験者のための豊富な試験対策教材に対応しているため、英語 4 技能試験を迅速かつ容易に、安全なマルチレベルのアプローチを通して実施することができます。
エスターは次のように述べています。「リンガスキルはあらゆる面で際立っていると思います。英語 4 技能すべてを評価できること、オンラインで受験できること、そして一般的な職場レベルと高度なビジネスレベルの両方の試験があるという点を評価しています。1 つのプラットフォームで大学内の幅広い役職に応じたテストを行えるということが、本学のニーズに合っていました。我々自身もテストを受けてみましたが、テスト内容の妥当性に感銘を受けました。日常的なビジネスシーンに焦点が当てられていて、本学に適した正確な評価を行うために理想的なものだったのです。」
シームレスで管理しやすい利用体験
「リンガスキルはあらゆる面で際立っていると思います。」
候補者は面接後、採用前に人事部の専用室で試験を受けることになります。4 人のチームがテストを運営し、48 時間以内に英語 4 技能すべての結果が提供されます。2019 年 10 月にリンガスキルの使用を開始してから、RMIT 大学ベトナム校では、新しい職員や、社内でより高いレベルの英語力を必要とする役職へ異動する職員を対象に、毎年約 200 回のテストを実施する予定です。
エスターは次のように述べます。「4 技能すべての試験を実施することは、以前使用していたリーディングとライティングのみの試験体制よりも公平なアプローチだと考えています。まだリンガスキルを導入して間もないですが、すべての英語力の評価が可能になったことで、より包括的で正確な選考が実現され、より良い結果が得られるのではないかと考えています。」
リンガスキルに対する受験者からのフィードバックでは、特に準備に役立つ模擬試験などの試験対策教材の用意がある点が高く評価されています。人事部は、リンガスキルの立ち上げの早さと、各テストの実施のしやすさに感銘を受けました。また、採用担当者などの社内の関係者も、より包括的な英語力評価にメリットを見出しています。人材獲得チームは今後、特に職場レベルでリンガスキルが採用活動のスピードと成功に与える影響を、基準に従って評価したいと考えています。
このページを PDF でダウンロード