目のご不自由な方の受検に際し、ケンブリッジの英語検定の受検をお手伝いできる場合がございます。
申請が必要です
受検上の配慮事項の準備には数か月かかりますので、できるだけ早く最寄りの認定試験センターにお申し込みください。IELTSの受検にはIELTSテストセンターにお申し込みください。
試験センターの受検サポート
試験センターは
- 申込締切日をお伝えします(配慮の内容により試験日の数か月前になることがあります
- どの程度目がご不自由でいらっしゃるのかにつき、詳しくうかがいます
- 受検に必要な配慮事項を手配します
お申込の試験センターに、受検上の配慮に対応する十分な設備(例:別室など)がない場合には、その試験センターが設備を提供できる他の試験センターを探すことができた場合にご案内可能となります。
試験センターに、医師の診断書の提出が必要になることがあります。
どのような配慮がありますか?
様々なニーズに対応すべく努力致します。-どのような配慮が必要か、以下よりお選びください。その上で、受検者、または担当の先生はお申込み予定の試験センターに配慮事項を申請ください。
1.時間的配慮
目のご不自由な受検者で、一般的なスピードでの受検が困難な場合、通常の試験時間を25%程延長して受けることが可能です。
必要であればさらなる延長時間の申請が可能です。ただし、長すぎる試験時間は疲労をもたらすという点をご考慮の上、お申し込みください。
試験時間の延長に加えて、テスト中に休憩をとることも可能です。詳しくは担当の試験センターがお伝えします。
2.問題文を読む際のヘルプ
目のご不自由な受検者の場合には、次のような機器の使用が認められます。
- ルーペ等の拡大機器
- コンピューター画面拡大ソフトウェア
- 画面読み取りソフトウェア
- ビデオ拡大鏡 または CCTV
- 読み取り機器
- 点字ディスプレイ
また、代読者の要請も可能です。代読者は、受検者のために問題文を読み上げます。8:代読・代筆を依頼する という項目もご確認ください。
3. 代筆を依頼する
目のご不自由な受検者の場合には、以下の方法での解答記入の許可申請が可能です。
a.以下の機器の使用
- 点字キーボード
- 電子点字キーボード及び接続のプリンター
- コンピューターやワープロ(スペルチェック・文法チェックまたはシソーラス、及び類似機能の使用は不可
- 点字ノートテーカー(読み取り装置)
b. 解答を伝え代筆者が記入。下記の8:代読・代筆を依頼するをご覧ください。
c. コンピューター読み取り解答用紙の代わりに、別の用紙への記入。
4.点字問題用紙
点字の問題用紙があるケンブリッジの英語検定もあります。点字問題用紙はSEB(標準英語点字)及びUEB(統一英語点字)で作成され、次の点字に対応しています。
受検希望の試験が点字で受検可能かどうかは、下記の配慮対象者向けテスト資材リストをご覧ください。
5. 拡大墨字問題用紙
ケンブリッジの英語検定の中には、拡大墨字で作成された問題用紙で受検可能な試験もあります。 解答にあたり必要のない挿絵などの視覚的なものは、問題用紙から全て取り除かれています。問題用紙はA4サイズであり、拡大墨字のサイズはこちらです
(通常はサイズ18の太字)
受検したい試験に拡大テスト用紙があるか調べる。
6.特別版リスニングテスト
リスニングテストでは、CDの音声を聞きながら書き取りを必要とする問題が多くあります。目のご不自由な方でこのような書き取りが困難な場合でも、リスニングテストを受けられるよう、特別版を提供しています。
試験監督者(リスニングテストを実施する担当者)は:
- 質問文を読む時間が充分保てるよう、各パートの前にCDを止めます
- 解答を書く時間が充分保てるよう、各パートの途中でCDを止めます
- 解答をチェックする時間が充分保てるよう、各パートの終了時にCDを止めます
7.特別版スピーキングテスト
ほとんどの試験で(IELTSを除く)、通常、受検者はパートナー(もう一人の受検者)とスピーキングテストを受検します。目のご不自由な方は以下の配慮事項の申請が可能です。
- テスト問題を読み、答えを決めるのに通常より時間がかかる場合の試験時間の延長
- 受検者ではない(テストは受けない)パートナーとの受検
- パートナーなしでの受検。通常はパートナーと話すところで、面接官と話すこと
- 視覚的なテスト問題ではなく、“書かれた”説明文もしくは点字による説明文の使用
- スピーキングテストで写真・絵を使用する場合、その写真・絵の拡大(新聞や雑誌、絵などの画像)
- 拡大写真の使用が困難な場合に、その写真の説明文の拡大
受検したい試験に特別版スピーキングテストがあるかどうか調べる
8. 代読・代筆を依頼する
代読者は問題文を受検者に対して読み上げます。その際、その問題についての説明や、アドバイスなどは行いません。また、受検者の解答も読み上げます。
解答の代筆を頼む場合には:
- スペルを聞かれる単語があります
- 句読点も伝えることが必須です
解答の代筆を頼む場合には、単語のスペルをアルファベットにより正しく伝えられるか等、代筆者に解答記入を頼む流れを必ず受検前に実践し、受検に臨んでください。
問題文の読み上げには、画面読み取りソフトウェアを使うことも可能です。しかし、スペルチェック・文法チェック・シソーラス等の機能はお使いいただけません。
色盲の場合で、テスト内容に色彩のある写真や絵があるとき、テスト問題の変更等の調整が可能です。
代読・代筆に関しての詳細は、お申込み予定の試験センターにお問い合わせください。
ケンブリッジが提供する英語検定にはほとんどの場合、リスニングテストとスピーキングテストがあります。耳のご不自由な受検者、発話に困難を伴う受検者であっても配慮事項の申請により、受検が可能になる場合があります。
申請が必要です
受検上の配慮事項の準備には数か月かかりますので、できるだけ早くお申込み予定の認定試験センターにお申し込みください。アイエルツの受検にはアイエルツテストセンターにお申し込みください。
試験センターの受検サポート
試験センターは
- 申込締切日をお伝えします(配慮事項の内容により受験日の数か月前になることがあります
- どの程度の障がいかを詳しくうかがいます
- 受検に必要な配慮事項を手配します
もし、お申込の試験センターに配慮事項に十分な設備(例:別室など)がない場合には、そのセンターが設備を提供できる試験センターを探すことができた場合にご案内可能となります。
お申込み先の試験センターに、身元が保証された医師による診断書を添付のうえ申請いただくことになります。
※(吃音を含む)発話に困難を伴う受験者については、必ずしも医師の診断書である必要はなく、医師の診断書に限らず、言語聴覚士等のリハビリテー ション専門職による意見書、公認心理師等による意見書も医師の診断書同様の証明として扱わせて頂きます。
どのような配慮がありますか?
様々なニーズに対応すべく努力致します。-どのような配慮が必要か、以下よりお選びください。その上で、受検者、または担当の先生はお申込み予定の試験センターに配慮事項を申請ください。
1.補聴器、ヘッドフォン、その他の機器
ケンブリッジの英語検定にはほとんどリスニングテストがあります。受検者は
- 問題用紙に印刷された問題文を読みます
- 音声を聞きます
- 解答用紙に解答を記入します
耳のご不自由な受検者への配慮
- 普段から補聴器をお使いの場合、受検の際に使用が可能です。使用にあたり、事前に必ず試験センターにお知らせください。
- 普段からワイヤレスシステムやFMシステムの様な装置をお使いの方は、事前に使用許可を申請ください
- ヘッドフォンや特別聴覚アンプで聞き取りが可能なら、試験センターにこれらの機器の使用許可を申請ください。
- ヘッドフォンをご使用の場合、試験監督者(リスニングテストを実施する担当者)は音声が聞こえるように調整するため、外付けスピーカーや別のヘッドフォンを使用します。音声の聞き取りに、パーソナルCDプレイヤーやMPプレイヤー、または類似の機器はお使いいただけません。
- 聴覚アンプのような特別な機器を使用する場合、通常は別室での受検となります。
2.耳のご不自由な受検者用(読唇)対応リスニングテスト
ケンブリッジの英語検定には、耳のご不自由な受検者のための(読唇)対応リスニングテストで受検可能な試験があります。
音声を再生する代わりに試験監督者(リスニングテストを実施する担当者)が試験問題を読み上げます。試験によっては、読み上げを2、3回繰り返します。
注意事項:
- 英語を話す人の読唇ができるか受検前に必ずご確認ください
- サンプルテストで実践した後、受検に臨んでください
また、試験日のリスニングテスト実施担当者と、事前に読唇練習を行うことが可能な場合もあります。詳しくは担当の試験センターにお問い合わせください。
受検希望の試験に特別版リスニングテストが可能かどうかは、このページの配慮対象者向けテスト資材リストにてご確認ください。
3.スピーキングテストにかかる配慮
ケンブリッジの英語検定(IELTSを除く)では、ほとんどの場合、受検者はパートナーと二人一組でスピーキングテストを受検します。
発話に困難を伴う受検者への配慮
- 発話や話の理解に通常より時間がかかる場合、時間の延長
- 受検者ではないパートナーとの受検(パートナーの例:試験日に既にスピーキングテストを終えた受検者)読唇をより簡単にすることが可能です
- パートナーなしでの受検-通常はパートナーと話すパートで、スピーキングテスト面接官と話す
受検する試験において、単独でのスピーキングテスト受検が可能かどうかは、後述の配慮対象者向けテスト資材リストにてご確認ください。
スピーキングテストで手話はお使いいただけません。
4.免除と合格証明書(認定証)への特記事項記載
耳のご不自由な受検者および(または)発話に困難を伴う受検者の方の障がいが深刻で、上記の配慮の内容では受検が不可能(例:読唇ができないなど)な場合、リスニングテスト及び/またはスピーキングテストの免除を申請できるケンブリッジの英語検定があります。これにより該当のテストを受ける必要がなくなります。
ケンブリッジの英語検定では全て、免除の申請は受検前に必ず必要です。詳細は担当の試験センターにお問い合わせください。
免除申請可能な試験
- ケンブリッジ英語検定:プロフィシエンシー (C2 Proficiency)
- ケンブリッジ英語検定:アドバンス (C1 Advanced)
- ケンブリッジ英語検定:ファースト (B2 First)
- ケンブリッジ英語検定:ファースト・フォースクールズ (B2 First for Schools)
- ケンブリッジ英語検定:プレリミナリー (B1 Preliminary)
- ケンブリッジ英語検定:プレリミナリー・フォースクールズ (B1 Preliminary for Schools)
- ケンブリッジ英語検定:キー (A2 Key)
- ケンブリッジ英語検定:キー ・フォースクールズ (A2 Key for Schools)
- ケンブリッジ英語検定:ビジネス英語認定試験 (Business Certificates)
- IELTS (アイエルツ:International English Language Testing System)
一つの技能テスト(例:リスニングテスト)が免除になった場合、結果ステートメント(Statement of Results)、認定証にはそのスキルの成績の箇所に「EXEMPT」と、記載されます。
なお、受検上の配慮が講じられ、EXEMPT(免除)になった場合、Cambridge English スケールスコアは免除されたスキルテスト(例:リスニングテスト)以外(例:リーディング、ライティング、スピーキングテスト) の平均値で全体評価が求められます。「EXEMPT(免除)」により、全体評価にマイナスの影響が与えられることはありません。
IELTSのテスト免除
IELTSでは、1つ~2つの技能別テストに関して免除の申請が可能です。その他のパートに関する成績に基づき、未受検の技能テストについて、スコアが与えられます。そのスコアは、IELTSのトータルバンドスコアの算出に使用されます。 テストリポートフォームには以下の文言が記載されます「極度の言語・聴覚障害(等)により、この受検者はスピーキングテスト/ リスニングテスト(等)を免除されています。スピーキングテスト/ リスニングテスト(等)のバンドスコアは、その他のスキルのバンドスコアの平均点に基づき一般化されています。」
失読症など学習に特異的な困難を示す受検者の場合、配慮事項の申請により、受検が可能になる場合があります。
申請が必要です
受検上の配慮事項の準備には数か月かかりますので、できるだけ早く最寄りの認定試験センターにお申し込みください。アイエルツの受検にはアイエルツテストセンターにお申し込みください。
試験センターの受検サポート
試験センターは
- 申込締切日をお伝えします(配慮事項の内容により受検日より数か月前になることがあります)
- 学習に特異的な困難を示す受検者について詳しくうかがいます
- 受検に際して必要な配慮事項を手配します
お申込の試験センターに配慮事項に十分な設備(例:個室など)がない場合には、その試験センターが、設備をそなえた試験センターを探すことができた場合にご案内可能となります。
試験センターは医師の診断書の提出をお願いすることがあります。 受検者は試験センターに、学習に特異的な困難を示す障がいについての報告書の提出が必要です。
- 受検者が13歳以上の時点で診断・作成された報告書であること
- 学習に特異的な困難を示す障がいの度合いと、(診断に際し受けた)テストについて詳細が説明されているもの
- 教育的医学的に資格のある心理学者や、適切な資格をもつ診断可能な専門家が書面で報告していること
このような報告書の提出が困難な場合は、試験センターにお問い合わせください。
どのような配慮がありますか?
様々なニーズに対応すべく努力致します。-どのような配慮が必要か、以下よりお選びください。その上で、受検者、または担当の先生はお申込み予定の試験センターに配慮事項を申請ください。
以下に述べる配慮事項の申請が許可され、受検した場合、解答は他の受検者と同様の方法で採点されます。例えば、スペルミスや文法ミスがあれば、それは失点とみなされます。
1. 時間的配慮
通常以上に時間が必要になる場合があります(例:問題文を読み、解答を記入するのに長時間必要な場合)
通常の25%の延長時間の申請が可能です。もし、試験時間が1時間とするならば、15分の延長が可能です。
担当の先生や受検者がもっと延長時間が必要だと判断した場合、さらに25%試験時間を延長することが可能です。ただし、長すぎる試験時間は疲労をもたらすという点をご考慮の上、お申し込みください。
さらに、試験時間が追加で付与される特別版リスニングテストを希望することも可能です。試験監督者は:
- 質問文を読む時間が充分保てるよう、各パートの前にCDを止めます
- 解答を書く時間が充分保てるよう、各パートの途中でCDを止めます
- 解答をチェックする時間が充分保てるよう、各パートの終了時にCDを止めます
受検したい試験に特別版リスニングテストがあるかどうか調べる
2.休憩について
延長時間に加えて(もしくはその代わりに)試験監督員立ち合いのもとでの休憩の許可申請が可能です。解答の記入をやめ、別室にて個人的に休憩をとることが可能となるので、集中力の持続が困難な場合のヘルプとなります。休憩中はセンターの担当者が付き添います。
3. コンピューターを使用しての解答記入
コンピューターやワープロでの解答記入の許可申請が可能です。
コンピューターやワープロを使用される場合、スペルチェック・文法チェック・シソーラス等の機能はお使いいただけません。
コンピューター使用の際の注意事項:
- 試験センターによってはコンピューター等の設備がない場合がありますが、ご自身の機器をお使いいただくことも可能です。
- 別室での個別受検となります。最寄りの試験センターがコンピューターのある試験会場を提供できない場合、そのセンターは、他にニーズを満たす試験センターはないか調べてご案内します。
- 解答は必ずご自身でご記入下さい。解答を読み上げ、代筆を頼むことはできません。
- 音声認識ソフトはご使用いただけません。(音声を文章に変換するプログラム)
4. テスト問題の読み取り
テスト問題はご自身でお読みください。時間がより長くかかる場合でも、以下のことは許可されません。
- 代読者に問題文の読み上げを依頼
- 画面読み取りソフトのあるコンピューターの使用
5.代筆(または転写)
自筆の文字が読み取りにくい場合、試験センターに代筆や転写を依頼することが可能です。
試験の最後に、受検者が解答を句読点も含めて全て読み上げたものを、代筆者が記入します。文法・スペル・句読点でどんなミスがあっても代筆者は、受検者の解答をそのまま記入します。
6. 解答記入時のヘルプ
ケンブリッジの英語検定の多くで、受検者は問題用紙ではなく、コンピューター処理される解答用紙に解答を記入しなければなりません。
問題番号や、順番に従うのが難しい場合、別紙に、また場合によっては直接問題用紙に解答を記入することも可能です。詳しくは担当の試験センターにご相談ください。
7.カラーフィルター
日常的にカラーフィルムシートやカラーレンズなどを使用している場合は、使用許可申請が可能です。
8.拡大文字テスト用紙
修正拡大テスト用紙には、拡大文字が使用されています。テスト用紙は、解答するのに関係のない挿絵や文章を囲む枠などの装飾は取り除かれています。テスト用紙の文字は全て同じサイズです。文字の大きさの例:
Examination
テスト用紙はどのページもA4サイズです。
9.その他の機器
画面拡大鏡等、その他の機器をご使用されたい場合は担当試験センターにお知らせください。